金剛山―郵便道より(Jul.11, 2004)
不健康な日々。体も重くなった。
近場でひと汗かこう。
高天彦神社の横から金剛山への郵便道を登ろう。
水越トンネルを抜けて名柄の交差点を右へ、高天から高天彦神社へ。
08:15 高天彦神社。
好天。道中で見えた山頂部は見えたり、ガスに隠れたり。
風もなく蒸し暑い杉の植林帯をポクポクと道を登ると汗が吹き出る。
30分を過ぎたあたりから空模様があやしくなった。沢の音か? 雨の音か?
降り出したかと思えば木間越しに日の光りが射してくる。
そろそろ一時間、空が広がりダイトレとの合流点が近づいたと思われる頃、郭公の鳴き声が聞こえた。今年初めて聞いた。
ザックは軽いのに肩に食い込む。木の階段をみっつよっつ登ると立ち止まって息を整えた。
一本取ろう。朝ごはんを食べていないせいばかりではないだろう。ここしばらく楽な山歩きが続いたせいもあろうが、それよりも何よりも、ぐうたらな不健康な日々のせいかと思う。
近々遠出の予定もあるけれど体力はもつだろうか?
09:55 ダイトレと合流。
ほどなく山頂部の遊歩道。山頂の葛木神社への緩やかな登りもゆっくりとしか歩けないのである。直下のブナ林は霧に包まれていた。
10:05 金剛山山頂(葛木神社)。
山頂直下のブナ林 |
下りは、伏見峠から、伏見、船路への道を下りよう。
地図を見ると途中に分岐があるからそこだけ間違えないようにしなければ。
伏見峠の広場にも人は多かった。
テント場のところに標識があり、それにしたがって下ると、道はあるが、あんまり人の通った気配がない。
分岐を間違えずに左に取り、笹の中やら溝の中を下り、一本取りがてら残りの弁当を食べる。
道路の車のエンジン音がやや大きく聞こえた頃、ポカリと山が切れて畑に出て、民家も散見された。
「ふう。陽射しは強いぞ」
アスファルトの道を高天彦神社へ引き返す。
12:00 ちょうど12時に神社に着いた。
ぐっしょり濡れたシャツを着替え、名柄にある酒蔵と豆腐屋さんに寄った。