金剛山大日岳、気温10度 (Jan.29, 2005) |
好天。
近場の用事を三箇所済ませ、水越峠手前の青崩に着いたのが10時45分。路肩にはすでに長蛇の車である。最後尾に停め、水越峠側に10分ほど歩き、右の太尾塞跡を経由して金剛山へ向かう登山口に取り付く。
雪もなく、風もなく。 | 12:15 太尾塞跡。 |
北斜面だが雪はない。気だるく重い体でゆっくりゆっくり登り約30分で太尾の分岐。ここまできてようよう体も目が覚めたようである。
山道は徐々に氷が見られ急登に差し掛かるとついに雪になった。よく踏まれていて、アイゼンを履いた方がよさそうだったが、太尾塞跡までは辛抱してあちこちつかまりながら登った。さらに約30分で太尾塞跡。ベンチに腰掛け一本。ここでアイゼンを履く。
六道の辻。ここから石ブテ尾根へ。 | もうすぐ大日岳。 |
石ブテ尾根への分岐、六道の辻には去年は通せんぼのように木が積まれていたが、きょうは行け行け状態である。踏跡もしっかりあった。
ほどなく大日岳。やや高齢のおばさん二人がどっちへ下ろうかと思案している。
石ブテ尾根を下るか、僕が登った太尾へ下るか、あるいはまっすぐ下ってダイトレと合流し水越峠へ下るか。下りてしまえばご主人が迎えに来てくれるとのことである。
石ブテ尾根はかなり急、僕が登った太尾の道も、太尾塞跡までかなり急なところがある。やや距離はあるもののまっすぐ行ってダイトレに合流したほうが比較的緩やかである。
12:50 大日岳山頂。 | 気温、10度。 |
風もなく日差しが快い。数人が昼ごはん。僕も丸太に座ってコンビニ弁当。
金剛山の方からは嬌声が聞こえる。きょうもかなりの人にちがいない。
御飯を終えてそのまま下っても良かったが、まだ時間も早そうだし、金剛山山頂までもたいして時間はかからない。
大日岳山頂のはしっこの寒暖計を見ると10度である。きょうは、防寒具代わりの雨具も着けていないし、手袋もしていない。やっぱり温いのがいい。
金剛山山頂下の転法輪寺の前を通り山頂へ。きょうも大勢の人だった。
山頂からブナ林へ下り、その下を巻いて大日へ戻る。
下りは石ブテ尾根を下った。
13:25 向こうは葛城山。 | 石ブテ尾根。 |
気温も上がり、アイゼンは雪団子状態である。団子防止の板を買わんといかんかな。
笹薮を漕ぎ、急斜面を下る。何度もストックでアイゼンを叩き、団子を落とすことであった。ついに雪もなくなったが急斜面のこと。今度は雪の代わりに落ち葉をぶすぶす刺しながら沢まで下った。
14:30 ここで一本取り、アイゼンを外し沢で洗う。
すぐ林道である。20分ほど歩いて青崩に戻ると、さきほどのおばさんが二人。
結局、彼女たちも石ブテ尾根を下られたと言う。