行者還へ (Jul.16, 2006)

 三連休だが土曜は所用があった。
 この土曜からピッケル君は吉野から奥駈道を縦走。山中一泊で行者還まで。
 日曜、行者還へ迎えに行こう。
 九時に春風さんと待ち合わせ。

 大川口のよく揺れて、足元が抜けそうな吊り橋を渡ったのが11:15。
 好天。
 谷を挟んで弥山への稜線がよく見える。聖宝谷のガレが印象的だ。
 風もあり心地よい。

行者還岳

 ぐっと登ったあとは行者還の垂直の断崖の下を巻く。
 随所に橋が付けられていたがかなり傷んでいるのもあり、また崩落箇所もあり少し緊張した。
 またこれを下るのかと思うと気が引ける。

 13時を回って行者還小屋。
 「あらあら」
 ピッケル君はすでに到着。
 しかも、僕たちと入れ違ったかも知れぬと、小屋にザックを置いて空身でピークまでピストンしたらしい。
 こちらが時間の計算を間違って予定より遅く着いてしまったのである。
 「えらく早かったね」
 「春さんの貞操が心配で」
 「途中でご休憩を2回もしたっちゅうねん」 

ピッケル君―元気そうで何より。春さん―ピークまで行けずに消化不良でしたか。

 ま、無事に元気そうでなによりだった。
 昼ごはんを食べて下山。

 奥駈を南へ5分か10分もしないうちに小坪谷へ下る分岐があった。
 大川口から林道を少し登ったところにもう一つ橋が架かっている。そこへ出る道だろう。これを下ることにした。

小坪谷へ。途中迷いそうなところもあったが、しっとりと落ち着いた道だった。

 三人で道を確かめながら下る。
 あとで気がついたことだが途中に分岐があったようだが、僕たちは沢沿いのルートを取った。
 15:25 しっかりした橋に出た。無事下山。
 森の中のしっとりと落ち着いた雰囲気でこの道もなかなかよかった。

 近くの山へ行ったDOPPOさんと、黒滝で合流。
 コーヒーをごちになり夏山の打ち合わせなど。