穏やかな秋の一日:高見峠から明神平 (Nov.4, 2006)

 「郭公ちゃん、どっか行こうなぁ〜」
 やや語尾の下がるHAMAさんの声がメールから聞こえてくる。
 「高見峠から明神平はどうや? 伊勢辻山から馬駈ヶ場あたりはええで」とDOPPOさん。
 「そうですね。ほんとにいいでしょうね」
 「僕も行きますわ〜」とピッケル君。

 大又林道終点に一台をデポし、「みのや」でピッケル君と合流。犬と戯れている。
 「連れて来たん?」
 「ちゃいますよ」
 犬好きな人は犬にもわかるらしい。この風呂屋の犬らしいのだがピッケル君に付き纏っている。

 高見峠への車中、あれやこれやで話が盛り上がり分岐を行き過ぎてしまった。トンネルを抜けたところでUターン。

09:20 高見大峠を出発。好天。
 このコースは2002年の9月以来である。再び歩いてみると、稜線上はまだまだ自然林が多く、記憶以上にいい道だった。
09:55 雲ヶ瀬山。
 山頂を踏まずに巻いたと記憶していたのだが、しっかりと山名板があった。
 かさこそと落葉を踏みながら歩く。紅葉にはやや遅かったかもしれないがまだ所々には残っていたし、自然林の山肌はむしろ今が盛りのようだ。

10:40 ハンシ山の手前、展望の利くところで一本。「こんなとこあったかなあ」。
 陽が射し、ススキの穂が白い。穏やかな秋の一日だ。

11:05 ハンシ山。
11:45 伊勢辻山。
 山頂にはススキが広がり、風がよく通るのか松の木はやや傾いている。
 対面の赤ゾレ山の紅葉が素晴らしい。

 昼食。 
 寒くなるかもと思ってコンロと紅茶を持って来たが杞憂だった。

 赤ゾレ山を巻き、池を過ぎ、馬駈ヶ場へ。国見山への登りはさすがに体が重かった。
13:20 国見山。
 次の水無山の方が23mほど高いようだ。
14:00 水無山。
 ここまで来ればあとは下る。
 明神平にも三々五々の人たち。
 
 2000年のこの日初めて皆さんとここでお会いしたのだった。
 とくに意識したわけでもなかったのだが、6周年になる。そうかHAMAさんも六つ年を取ったんだ。もちろん僕もそうやけど。6年間何も変らず来れた人の方がむしろ少ないかもしれない。
 明神平を下り水を補給し、平坦なところで一本。せっかくだからと紅茶を沸かす。
 ウォシュレットの話で盛り上がってしまった。(^O^)
 
 下の橋はまだ壊れたままらしい。
 DOPPOさんとピッケル君は谷沿いにそこまで下ると。HAMAさんと僕はいつもの道。

 下るに連れて風が通りにくいせいかまだまだ紅葉がきれいだった。
 「やっぱり明神平はええな〜」とHAMAさん。
 谷を下る二人は難儀していると思っていたが存外早く、壊れた橋のところでちょうど僕たちと一緒になった。

 林道脇の水場でペットボトルを満タンにして高見峠へ引き返した。



DOPPOさん:No.505 黄葉と落葉の稜線を行く―大峠から明神平(台高北部)

HAMAさん:北部台高縦走―秋色の高見大峠から明神平へ








 【明神平からの下山中、追い越して行かれた単独の方が、フリースを落とされています。預かっていますので、もし、こちらを見られましたら、ご連絡ください。トップページからメールが書けます】