岩湧山 (Nov.12, 2006)
岩湧山をお誘いいただいた。
河内長野で下りてロータリーをぐるっと回り込んだ端っこが滝畑行きのバス停。やあやあと挨拶して後尾に並ぶとどうやら春風亭と同じ電車だったようだ。
「おお」
「あたし、蔵岩の懸垂下降、やりましたよ」
「えっ? あそこを。オレはびびって見物してたっちゅうねん」
バスを降り、総勢8名でのんびりと。
岩湧山を経て紀見峠までだからさほど時間もかからない。
天候は曇り。昨日の雨のせいか少し寒い。それでも歩き始めると汗をかく。
「暑なってきたわ。一枚脱ご」
一本取ると汗が引くし、気温も低いから、
「なんや寒いなぁ。着よかな」
上の台詞は私ではない。某天真爛漫女史である。(^O^)
もっともその通りで、初冬を思わせる寒さだった。
鉄塔まで登ると見晴らしがよくなっていた。この道は2003年11月23日以来だが、その後伐採されたのではないだろうか。
再び植林帯に入りほどなく山頂の下部へ。一面のススキである。好天ならば太陽の光りにきらきら輝いて見えたことだろう。穂先はまだしっかりしていた。
ススキの中をひと登りで山頂。
きょうも人は多い。
やや風もありじっとしていると寒くなるので南斜面を一段下がったところで昼ごはん。
「鏡王女っているやろ。額田王女の」
「はあはあ、姉妹の」
「ところが姉妹ちゃうねん。鏡王女は天武天皇ときょうだいとちゃうかなと思てんねん」
「へえ〜」
なあんて薀蓄をタレながら、いつものコンビニ弁当を。
ごはんを終えるとお日さんも見えてきた。
あれやこれやと話題は取り留めもない。
紀見峠への途中に水場があったはずなのだが気が付かなかった。涸れていたのかもしれない。
三合目で一本。
紀見峠駅前の酒屋でカンチューハイ。
あれ? こんな味だったかな? 欅平で飲んだときはもっと甘く感じたのに。
DOPPOさん:No.506 岩湧山
milionさん:岩湧山のキトラの萱