奥山谷沿いに明神平へ (Apr.15,2007)

 
ッケル君から、ツェルトの寝心地などチェックのために明神平でゆっくり泊まろうとお誘いがあった。ところが予報では土曜の天気がいまいち。前線が通過する。気を揉んでも仕方がないから木曜、日帰りに変更したのだが、なんと前線は夜中に通過したみたいで、土曜はさわやかな好天。あらら。

 今回は、奥山谷沿いに明神平へ。
 破線ルートで危険マークも、迷いマークもあったが、時間はさほどかからないようだ。地図では二時間半になっている。
 
 「みのや」で待ち合わせをして千秋林道を桧塚への登山口「マナコ谷登山口」へ向かう。
 車を置き少し林道を詰めると万歳橋。これを渡らずに左の登山口へ。

 
道は細く、ところどころ急斜面をこそいだような付き方だ。下は岩岩の谷。落ちたらアウトだろう。
 先を行くピッケル君、「ん? 道がおまへん」
 振り返ると赤テープ。そこに谷へ下るロープがあった。
 慎重に下り、岩を渡り対岸へ。
 

 順番が前後するかもしれないが以下のようなところを通った。
・ロープのついた急斜面をガリガリ登る。ひょっとするとだが、比較的新しく付いた道かもしれない。
・尾根と谷側への分岐があった。おそらく、明神岳から桧塚奥峰の途中に出る尾根だと思う。これも登れそうだが、今回は「明神平」の道標が示す谷側へ。
・道が崩壊し高巻く箇所。
・崩壊しかけていて、高巻いてもいいし、慎重にそのまま通ったところ。


 以上のように、数ヶ所緊張したが、自然がまだまだ残っていて、天候もよく穏やかな谷筋歩きだった。水量は豊富。雨後はやめといた方がいいと思う。
 
 危険地帯を過ぎ一本。
 明神平の水場を裏から眺めていることになるが岩壁だった。
 
 「うへっ」と言うような急登をこなし、小さな沢に沿うと見覚えのある水場だった。
 標準タイムよりやや早く着いた。水の取り口は以前より数メートル上にあった。

 
神平から明神岳。桧塚奥峰の途中でお昼にする。
 まずピッケル君のツェルトを張る。なるほど、そうゆうふうに張るのか。木が一本あればロープで結んで固定、片方はストックを紐で三点確保してやればいいのか。
 中は一人ならゆっくりできる。が、雨のとき中でコンロを焚くとちょっと危なそう。
 あとは地面からの水分をどうやって避けるか。

 ラーメンを作っておにぎりを食べていると、地震があった。
 山で地震に遭うのは初めてだ。


 桧塚奥峰へ。
 南側のヌタハラ出合を基点に桧塚奥峰から霧降山、ヌタハラ出合の周回コースが取れないものかと目をこらす。稜線はともかく下はかなりの急斜面。ストンと落ちている感じだ。
 「崖でっせ」
 「たしかに滝がいくつもある」
 林道は崖道になっているかもしれない。

 桧塚のピークを踏み、引き返して千秋峰を下る。
 西からの強風のせいか木々がすべからく東へ斜めになっている。また、周辺は草地状。 その中に幾つかの筋。鹿の道だろう。

 「みのや」で汗を流し、大宇陀から桜井、中和幹線から大和高田バイパス、南阪和を太子で下り、竹内街道へ出て帰宅。




ピッケル君:明神岳〜桧塚