飲酒 其七   陶淵明
秋菊有佳色 秋菊佳色あり
其英 露にぬれてそのはなぶさを採る
汎此忘憂物 此の忘憂のものに浮かべ
遠我遺世 我が世を遺るるの情を遠くす
一觴雖獨進 一觴独り進むといえども
杯盡壺自傾 杯尽きて壺自ずから傾く
日入動息 日入りて群動やみ
歸鳥趨林鳴 帰鳥林に趨いて鳴く
嘯傲東軒下 嘯傲す東軒の下
聊復得此生 聊か復た此の生を得たり



「今昔文字鏡」から四文字を使った。



文字コードがなくPCに入っていない。あるいはあったとしても機種依存文字であろう。
それぞれ画像になっている。
あんまり小さくすると文字がつぶれてしまう。
JPEGに変換したら背景が白くなってしまった。
やれやれ。



「今昔文字鏡」のフォントを使うことによって、文字がないためにアップできなかったことからは解放される。
ありがたい。

 陶淵明は常に僕を唆す。
 「何をやっている。早く来ないか」と。
 そう言われてもなかなかその境地には至れないのだ。