高原山・四寸岩山・柏原山―ちょっとだけ胸キュン (Mar.27, 2004)

高原山

 丹生川上神社上社の下から林道を上がりほどなく分岐を高原林道へ。詰めると福源寺。
 じつはちょい手前で道を間違えて地元のおぢさんに訊いた。
 お寺の手前に広いところがあるからそこに駐車。境内に入って供養塔の横から登る。
07:45 福源寺
 おかげですんなり取り付けた。
 杉、檜の植林帯、展望こそなかったがひんやりした空気の中、鳥の声を聞きながら登ることができた。
08:50 高原山。
 ごつごつした岩場を通り登りかけると左が植林帯、右が切り開かれた斜面と明瞭に分かれていて右に出ると日が当たりさすがに気持ちよかった。

09:30 電話が鳴った。panaちゃんからだ。
 「もしもし郭公さん、あのね・・・・・・」
 「うんうん、いいよ」
09:55 四寸岩山。
 一本取り倒木に腰掛ける。大天井の右奥に弥山、真後ろに稲村、左に山上。

四寸岩山 大天井、弥山 稲村

 まだ早いから柏原山まで行ってみよう。
 北斜面の道に少し雪が残っていて比較的新しい踏跡があった。どうやら今朝この道を大天井方面へ目指した人がいるようだ。
 分岐を左へ。結構な下りだ。下りきると新茶屋跡。奥駈道が左右に通っている。ここには記憶があった。

奥駈―新茶屋跡 林道から新茶屋跡へ(四寸岩山へ)

 横切ってまっすぐ柏原山方面へ。笹薮を漕ぐが大天側の展望はいい。

大天井ヶ岳、左は山上ヶ岳


 いったん林道へ出た。林道が三叉路になっている。まっすぐ歩き、林道脇の尾根に取り付く。倒木やイガイガのある潅木で歩きにくい。尾根に沿いいったん下るとすぐ左に林道が見えた。やれやれ。林道を歩いても良かったのか。でも、尾根に沿うことにしよう。
 右は新たに植林されたようで、鹿に食われないようにフェンスで仕切ってある。フェンス沿いに長い芦のようなのを踏みながらイガイガに手の甲をこすられながら歩く。

 道は下ってまたもや林道に出た。やれやれ。

 右の山道を登ると鉄塔があった。二人のおぢさんが休憩中。

柏原山

 中戸から登って来られて、奥駈の方へ行ってみる予定とのこと。
 ここからの展望はいい。

11:15 柏原山。
 引き返して先ほどの鉄塔で少し早めの昼ごはん。

12:05 林道から新茶屋跡へ笹薮の登り。
12:35 四寸岩山。
 ふう。ここで一本。和歌山方面にかけて塁々とした山並みが見える。
 あとは福源寺へ向けて同じ道を戻るだけだ。

山並み 白鬚岳

 あることにヒントを得て、いろいろと考えるうちに詩ができた。

 今朝の列車で君は旅立つ
 新しい景色が穏やかな目に映る
 暗い部屋から「お元気で」
 「ありがとうございます。お元気で」
 いつも君の方が大人だった
 こらえきれない君への想い
 こらえきれない君への想い

 君はもう一歩を近づかない
 柔らかい手のひらだけは知っている
 もっともっと知りたかったのに
 君は穏やかに笑うだけ
 いつも君の方が大人だった
 こらえきれない募る想い
 こらえきれない募る想い



14:35 福源寺