天和山から栃尾山 (Apr.3, 2004)
天和山山頂 |
地図を見ながらあそこもここもと思ったところで一日で行けるところは1コース。
天和山は四度目になるけれど、今回は天和山から栃尾山、それから坪内へ下山しよう。 坪内から登山口の和田まで約4km、車道を歩いても一時間だ。
07:20 和田発電所
今回は鉄塔徹尾ではなく、川瀬峠へ直で行ける旧ルートを歩こう。その方がわずかでも時間を短縮できそうだ。尾根との分岐を左へ取り巻道を歩くと、一箇所ガレていて高巻いた。
「こんなに道は狭かったかな?」
わずかに疑念が湧く。
沢を横切るところで、
「あれ? こんな感じとちゃうかったぞ。それに、なにやら下のほうを歩いているような気がする」
本来の旧ルートはもう少し上に付いているはずである。沢を渡ってガリガリとよじ登る。
明瞭ではないけれど道らしきものがないでもない。きっと以前にも同じように間違ってこの道を歩いた人がいるのに違いない。やっと記憶のある旧ルートにたどり着いた。
「どこで間違えたんだろう? ああ、あそこだったか」
記憶をたどると、鉄塔徹尾尾根との分岐を上に見て左の巻道を取ったのだが、分岐のところまでちゃんと行ってそこから左に取らなければならなかったのだ。だから、下の巻道を歩いてしまったのだ。
08:40 川瀬峠
一本取ってジャンパーを脱ぐ。きょうも好天だが、若干風があるようだ。汗をかいた体には心地よいが寝不足のせいか体が重い。
日陰にも雪はもうなかった。
天和山山頂の手前で大峰山系の釈迦ヶ岳方面が見渡せるところがある。好天だが靄っていてすっきりとした視界ではなかった。うーん。
白いお尻の鹿が逃げていく。白いお尻を見て欲情するのは僕だけか? (^O^)
稲村ヶ岳 | 弥山から釈迦 |
09:15 天和山山頂
一段降りた展望台で一本。
遠目ながら大峰にも雪はもうかすかにしか残っていないようだ。神仙平にもまるでビニールハウスが点在しているかのような残り方だった。
ほんとうに日当たりはいいし、のんびりしていたいところだ。
きょうはp1287の高まりを越えて栃尾山へ行くからそうも言ってられない。
小ピークを越えて次のピークが1287だけれどもずいぶん急登のように見えたがいざ登ってみるとそうでもなかった。
下って鉄塔で一本。ここでもお尻の白い鹿が谷へ逃げていく。
唐笠山 | 武士ヶ峰、高城山 |
栃尾山へは左側にフェンスが張ってありそれに沿って歩く。唐笠山がひと目でそれとわかる山容で屹立している。目を右へたどるとたぶんあれが白石山、武士ヶ峰南峰、北峰が見え鞍部を経て高城山が見える。さらに右へ振って天狗倉山ではないかと思われた。
栃尾山手前で逆コースからの単独の方にお会いした。
「こんにちは。逆コースですね」
「どっちから?」
「僕は和田からです」
「えらい早いですね」
「なんせ7時すぎに和田やったから」
「僕は8時に天川温泉やから」
「では気をつけて」
11:00 栃尾山
山名板はなかったけれど、三角点があった。
少し先まで行って迷った。地図では尾根沿いに道は付いているようだがフェンス沿いになっていてしっかりした道ともいいかねた。栃尾辻側へ歩いてみたがこの先に尾根は見当たらないから引き返してフェンス沿いに尾根を下ることにする。
「ホントにこれが実線で示された道なんかな?」
そう思いつつ下るとフェンスに扉が付いていてその向こうがまるでスーパーハイウェイだった。扉を開けてその道に出る。と言うことは、栃尾山から栃尾辻側へもう少し歩いて行けば坪内への分岐があったのだろうか?
左スーパーハイウェイ、右イガイガ道 | 右天和山 |
11:30
少し下って尾根に鉄塔があったから、そこで昼ごはん。
天和山が正面に見える。
12:20
下山。
赤い橋を渡って適当なところに腰掛けて一本。まるで初夏の暑さだ。
お茶を飲みタバコを吸う。最後の一本だ。
目の前には桜が咲いている。
よし、和田まで歩くか。きょうは軽い靴だし、ザックも軽い。
坪内から九尾。バス停のところに上へ行く道があった。九尾谷への林道はこれか?
上栃尾、下栃尾と過ぎる。道路工事中である。
もうそろそろ和田である。
13:25 和田郵便局。
灯りが点いていたから挨拶だけしておく。
車の灰皿から比較的長そうなのを選って火を点けた。