百丁茶屋から洞辻茶屋 (Sept.24, 2010)
先日の久しぶりの山行の帰り、ある計画が脳裏を掠めた。どこまでやれるかな?
7:00 五番関トンネル
降りそうな予報だったが、高曇りだし、早朝特有の雲が谷間から低山の尾根を越えて風に揺らぐくらいだったから、なんとか持ちそうにも思われた。
ただ、少し寒かったので雨具の上着を防寒用に着た。
五番関トンネル登山口 | 五番関 |
7:20 五番関
これから大天井ヶ岳。百丁茶屋へ下る。百丁茶屋から巻き道を五番関へ戻る。おおよそ三時間くらいだろうか。
大天井ヶ岳へ | 大天井ヶ岳山頂 |
8:00 大天井ヶ岳
百丁茶屋へ下る道はたぶん初めてじゃないかな。記憶がない。けっこう長かった。一ヶ所岩場の下りがあった。
大天井から百丁茶屋への下り。 |
8:45 百丁茶屋
ベンチに腰掛けて一本。ここを起点にするつもりである。
五番関への巻き道は一度歩いたことがある。吉野から歩いて五番関で幕営したのだった。
今回、荷は軽い。けれども、体力はまだまだ。
まだらな記憶。というより覚えているところが少なかった。
こんなに長かった?と思う頃五番関に着いた。
百丁茶屋 | 再び五番関 |
10:05 再び五番関
三時間、ほぼ予定通りか。
ポツポツと降り始めた。雨というより雲の粒みたいな感じだ。
結界門をくぐって洞辻茶屋へ向かう。
五番関からはまず巻き道から始まる。しっかりした道ならともかくこそいだようなところもあるから雪が付くとちょっと危険。以前も途中で引き返したことがある。
数ヶ所岩場があった。ヨコバイもあった。そういえば涸沢から屏風のコル、パノラマコースを経て新村橋に下るルートにもこんなところがあった。
ヨコバイ。このほかにも小さな岩場がいくつかあった。 |
10:35 巻き終わると鍋冠行者堂。
次は暗渠の中を歩く。
10:55 今宿跡。
一ヶ所崩落があり高巻くように道が付いている。
比較的長いロープ、鎖のついた岩場が二ヶ所。往路は登りだったからはさほどでもないが復路は下りになるから足の置き場に気を使った。
今宿跡を過ぎたあたり。 |
長い鎖場。この手前にも一つあった。情けないことに一ヶ所しか記憶になかった。 |
11:40 洞辻茶屋
洞辻小屋 | ポカリシエット。おまけにテンテンが消してある。 |
だいぶ風が強くなった。雨も若干降っている。先にも書いたように雲の粒かもしれないのだが風に吹かれてボトボトと音を立てている。
不思議なことに小屋の手前と向こう側とではまるで異次元のようでもあった。
手前はまだ穏やかだったが、山上ヶ岳側はいかにもこれから厳しい世界へ入るような感じである。
休憩を兼ねて昼食。待つ間に凪いでくれればと淡い期待もあったが、そうそう待ってられないし、体も冷えてくる。
行くか行かないか。
山上ヶ岳へ。 |
いずれ山上ヶ岳にはまた来ないといけない。レンゲ谷を登るにしても下山の時、洞辻茶屋から清浄大橋に下ればいい。
だからここは無理する必要もない。と日和ってしまった。(^^ゞ
というわけで、今回は百丁茶屋から洞辻茶屋までを繋いだことにして引き返す。
13:15 きょう三度目の五番関
13:30 五番関トンネル