2007年、初登りは薊岳 (Jan.4, 2007)

 あることの報告のために元旦急遽帰省した。報告が済むと他に予定もなかったので甥っ子が東京へ帰るのに合せて僕も三日早朝実家を出た。
 大阪へ戻り、南海電車に乗ると肉まんの匂いが充満していた。食べている人もいたが同じ車両に蓬莱551の袋がなぜかいくつも散見された。

 さっそくピッケル君と山行の打ち合わせ。誘ってもらえるのは何よりもありがたい。
 と言うわけで初登りは薊岳。笹野神社から登ろう。雪次第だが危険箇所がないわけではない。
 仲間内に声をかけると、DOPPOさん、のんぶーが手を挙げた。

 やはた温泉に集合。少し温そう。薊岳から明神平へ周回することにして、一台を大又林道終点にデポ。取水場から笹野神社に引き返す。途中にいつも吼えられる犬を飼うおうちがあるが、可愛いらしい子犬が二匹いた。ご主人によると生まれたのではなく野犬なのだと。
 
 笹野神社にお参りの後、脇から登り始めるがやっぱりけっこうきつい。足が遅いのはまいどのことだが、体は重いし、すぐ息があがる。ぐうたらな日々のツケである。

 拍子抜けするほど雪はなかった。
10:10 大鏡池。
 ふう。ここまで来ればあとは稜線。比較的楽になる。
 のんぶーからドラ焼きのおすそわけ。僕はあの能天気ふうの社長のCM、笑ってしまう。

木屋ノ尾頭 わずかに樹氷


 稜線にも雪はなく、木屋ノ尾頭まで登ると木漏れ日にふと気が和む。薊山頂付近に樹氷が見えた。
 山頂が近づく痩せ尾根は凍結に用心した。山頂直下の危険箇所も何事もなくトラバース。

薊岳山頂


11:25 薊岳山頂。天候は晴れ。視界良好。
 やや風があったので明神平方面へ歩き風裏で昼食。
 穏やかな稜線歩きだ。

13:20 最後の登り、前山を例によってふうふう言いながら登りつめると見事と言うほかはない雪のないスロープと明神平が目前に広がった。


 明神平で大休止。汗もかき、天候も穏やか。

 下りはいつもの道ではなく谷沿いのショートカットを下ろうと。いかにもD氏らしい。
 2001年2月、雪深い時にトレースが付いていて一度使ったことがある。
 「をひをひ、こんなとこ下るんかい」と急斜面をぶうぶう言いながら、それでも短時間で下り一般ルートに出た。
 
 明神滝は前回11月より水量も多かった。慎重に数度の沢を横切り林道へ。
 汗もかき、天候も穏やか、まずは御の字の初登りだったがまだまだ重いぞ。



DOPPOさん:No,512 初登りは薊岳

ピッケル君:薊岳〜明神平