入道ヶ岳 (Apr.2, 2005)

 三週間ほど前に、安芸さん、雪ちゃんから「この日山へ行こ〜」と誘われていて、前夜の飲み会では飲み潰れないやうに、乗り越さないやうに。
 帰宅後即就寝。

 待ち合わせは亀山PA。
 「よおよお」
 三人で会うのは、昨年12月11日の葛城山のヤブコギ以来である。
 椿大神社到着が8時半頃。
 ルートはいくつかあるが北尾根を登ることにする。石段のいきなりの急登。
 神社を過ぎ、尾根へ出るまでかなりきつい登り。
 短山(ひきやま)から鉄塔の前後は緩やかな尾根歩きだったがいったん下ったあとの登りは随所にロープが張ってあり、ふうふう言いながら登る。椿の花が咲いていた。

中央、鎌ヶ岳。右、御在所岳 入道ヶ岳山頂

 さらに登ると植生が変り馬酔木の森。稜線へ出ると、低い笹の原っぱに馬酔木。その向こうに、鎌ヶ岳、御在所が見える。
 北の頭へ向かいつつ、「まるで日本庭園みたい」と安芸さんが言う。
 北の頭から谷を隔てて見える鎌ヶ岳。「庭園」からの連想だったか、雲の平から水晶を眺めている感じにも似ている。
 東京の相棒からメールが。
 どうやら今日も、高尾山から陣馬山のようである。昨晩の冷酒がきつい、と。
 似たようなことをやってる。(^O^)
 「きょうは鈴鹿の入道ヶ岳。美女と三人」と返信した。

 いったん鞍部に下り、それから奥宮へ。
 ここには見覚えがある。2001年9月22日から24日にかけて、御在所岳、鎌ヶ岳、入道ヶ岳、宮指路岳、仙ヶ岳、野登山と縦走した時通った。
 浅い鞍部から登り返して入道ヶ岳。ここからの展望は抜群。やや曇りかげんではあったが平野部がきれいに見えた。この感じ、八ヶ岳にも似ている。
 四日市と言えば工業地帯と思ってしまうが、この鈴鹿山麓は緩やかな台地上にあり、お茶そのほか、静かな広々とした田園風景である。とてもいいところだと思う。
 11時、少し早めだったがお昼にする。
 コンビニ弁当に加え、ご両人から焼き鯖寿司、柿の葉寿司、それにコーヒーと、お腹一杯になってしまった。

 山頂でおよそ一時間。さすがに冷えてくる。
 下りは二本松尾根を、小岐須渓谷への分岐を左に取り椿大神社へ。
 分岐までもかなり急だが、それからもけっこうな下りだった。

 一時頃椿大神社。雨になるかもしれない予報だったが降らずにさいわいだった。
 「二人の普段の行いがええんとちゃうの?」

 ザックを置いて、お参りをし、鈴松庵でお茶をいただいた。
 以前、RINちゃんに案内してもらったことがある。

 風呂は鈴鹿さつき温泉。地図は印刷していたが、早めに右折してしまったらしく途中でわからなくなり、地元の農作業をしているおばさんにお聞きした。