奥駈出合からThe 舟のタワ (Oct.29, 2010)
台風が近づいている。
昨日が雨で、明日も雨だが今日は晴れの予報。
山はどうだかよくわからないが、続きをやろう。いよいよ後半に入る。今回を含めあと三回で完了する予定である。
06:45 トンネル西口
平日だし、この天気だから僕一人かと思っていたら、駐車場では横浜から来られた単独の方。年配の方だった。
「百名山ですか?」
「ええ、・・・それもありますね」
「紅葉の写真を」とおっしゃっておばさんが一人。熊の心配をしておられた。
山に入ると先行者が三人。下の広場ではなく上のトンネルのそばに駐車されたらしく気づかなかった。
07:45 奥駈出合
雨はなかったが、どんよりと曇っている。
登山口あたりはまだ紅葉が見られたが奥駈出合まで登ると、もはやすべて落ちていた。
風があった。
08:30 聖宝ノ宿
09:20 弥山山頂奥宮
弥山山頂奥宮から。八剣はあいにくガスの中。雨はまだ降っていなかった。 |
10:00 八剣山頂
すぐ下の日陰に雪のかたまり。手に取るとザラメ状の氷だった。そうか、もう初雪が降ったのかとも思ったが、霧氷が落ちて吹き溜まっていたのかもしれない。
先行のお二方はここで下りられるという。
僕は、釈迦方面へ行けるところまで。
舟のタワまで行ければ御の字だ。
10:20 明星ヶ岳
明星ヶ岳山頂 |
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中尾尾根への分岐。湯ノ又まで8kmとある。 |
以下余談だが、2001年8月21日の記録に、 > しばらく歩くとまたあった。「神仙平 林道へ2キロ」とある。地図を見る。なるほど、この林道へ出るのか。DOPPOさん、この道は車では入れなさそうだと先週言ってたけれど。 > これも写真に撮る。 あいにくこの写真は今のPCには入っていないけれど、中尾尾根への分岐のもうひとつ南に、神仙平の林道へ下る尾根にも標識があったが、今はもう見当たらなかった。 |
奥駈道点景 |
11:05 五胡峰
五胡峰 |
鞍部に下る。帰りはこれをまた登り返さないといけない。
カラハッソウ谷、神仙平を見やりながら鳴尾へ下る分岐を過ぎるとThe 舟のタワである。
奥駈道点景2 |
カラハッソウ谷 |
11:50 The 舟のタワ。
タワとは「たわむ」の意。転じて峠の意味にも使われているようだが、ここでは舟底の形状ふうだから「たわむ」から来ていると思う。
The 舟のタワ |
11:55
タワを抜けると平坦地。以前神仙平からガリガリと登ったときここへ出たはずである。
ここまで来ればOK。あと二回で終えるメドが立った。
一本取って昼食にする。
きょうはここまで。 |
帰りもまた、カラハッソウ谷、神仙平の様子を見い見い歩いた。平とは言いながら草付きではあるが、結構な斜面だ。
奥駈道点景3 | |||
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奥は釈迦ヶ岳。下の草付きのあたりが神仙平か。 |
13:00 再び五胡峰の鞍部。
ここから登り返すことになる。八剣まで250mくらいの高度差か。
八剣もまた岩山だ。 |
14:10 再び八剣。
山頂はびっくりするほどの人数だった。高知から来られた大パーティだった。主に女性だったように思う。聞こえるところによると百名山をほぼ済ませられた集まりのようである。
間に挟まって弥山へ戻る事になった。途中のフェンスの扉で右に入り、吊尾根を歩いたが、ここもフェンスが張られていて、足元は草に隠れていたが小さな岩がごろごろしているようだ。雪のときはほんとバージンロードみたいだったけど。
八剣、弥山間の吊尾根 |
14:35 弥山小屋
15:20 聖宝ノ宿
水溜りらしきところで小鳥の大群がさえずっている。足音にいったんは飛んで行くがまた戻ってなにやらかまびすしい。
雨が降り始めた。
雨具の上着は防寒を兼ねて初めから着ていた。まだズボンを履くほどでもなかったが、ザックカバーだけ被せた。
16:15 奥駈出合
ここでズボンを履く。
17:00 トンネル西口。
沢でコーヒー用に水を汲む。
水道水と比べるとはっきりとわかるほど味に軽さがある。
某氏のつぶやきが聞こえそうだ。「郭公さんの言うことに何度だまされたか」
でもホントなんだから仕方がない。(^o^)