高見山北尾根 (Nov.3, 2007)
久しぶりに山へ行く気になった。「行くとすれば」と前々から思っていた高見山北尾根をリベンジしよう。五月、道を間違えて別の山に登ってしまったのだった。桃俣の方々にはお世話になってしまった。
08:55
西杉峠 |
前回と同様、たかすみ温泉に車を停め、車道を滝野へ。右へ林道を入り、「そうそう、ここ」と今回はすんなりと西杉峠へ。峠付近は五月よりさらに笹が生い茂っていた。峠とはいえ、もはや通る人も少ないのかもしれない。
役行者の祠も天井がわずかに見える程度だった。
10:20
さて、北尾根。
最近、やや肩凝りがするし、久々だから不安もあったが、靴は軽いトレッキングシューズ、ザックも日帰りだから軽いせいか、すんなり山道を歩く人になっていたのが少し嬉しかった。
11:00 黒石山。
黒石山 |
黒石山から静謐な道がまっすぐ付いていてそのまま数十メートル下ったが、テープが見当たらない。行こうとしている高見山は右に見える。これを下って高見山に繋がっているのかどうか。黒石山から右へもうひとつ尾根が走っている。それかもしれない。引き返すと、ススキに隠れていたが、右へ道があった。
「やれやれ」
またもや桃俣に下ってしまうところだった。
山仕事のお兄さん。
「一人?」
「ええ」
道は倒木に塞がれていたが、歩きやすいところを教えてくれた。
古い木株で一本。
船峯山への登りで下ってくるお兄さん。
僕と会うのはこれで三度目だと。
最初は白石山で。
「ああ、あの時の」
二度目は、大所山。
「じゃあ、最近ですね」
ともに記憶があった。
それにしても、あんまり人のいないところでお会いする。
バリゴヤの頭について情報交換。
11:50
大天狗岩から高見山山頂 |
船峯山ピークにも気がつかないまま大天狗岩へ。
おじさんが一人休憩中。展望よし。
きょう僕が行く高見山もだいぶ近づいてきた。東へ転じれば仲間たちが行っている三峰山も見えている。
僕も昼ごはんにするか。
話をするとよく歩かれている模様。
私「だいたい年に30回かそれ以上は行ってたんですけど、今年はまだ20回も行ってないんじゃないかな」
おじさん「月に二回から三回くらいになるかな。私もそんな感じ。行こうと思っても雨も降るしねえ」
私「太りやすいタチなのでたまにはしっかり汗をかかないと」
おじさん「そうだね。すぐお腹が出てくるもんね」
私「もうくたくたになって無心で足を前に出す。それがいいのかもしれませんね」
おじさん「うん。・・・アルプスとかへも?」
私「ええ、夏は。だけど、大峰・台高もいいですよね」
おじさん「ほんとそうだねえ」
不安定ながら携帯も通じるようだ。
円さん、HAMAさん、せきやん、ミリオンさん、hiroさん、のんぶー、そしてDOPPOさんたちは今、平倉峰にいるようだ。
おじさんに挨拶をして、大天狗岩の右を下るのだがとんでもなく急傾斜である。岩の縁まで下りてさてどっちへ行ったものか。岩に沿うようにも見えないし、反対側へも歩いてみたが道らしきものはなさそう。引き返して下を見渡すと、これまた藪に隠れていたが道らしきものがあった。
紅葉 |
12:40
天狗山。
サイメ谷山から三峰山 |
13:05
サイメ谷山。三峰山への延々と続く稜線との分岐である。
ここまで来れば高見山は指呼の間である。
13:45
山抜け状態の崖のヘリを通り、高見山山頂。
一本取ってたかすみ温泉へ下山。
高見大峠へはすぐに下れるし、小峠を経て杉谷へのルートは何度か歩いたことがあるけれど、平野側へは初めて。これがまたけっこう急なのだ。膝がガクガクする。しかもけっこう長い。
「みのや」あたりから見ると高見山はとんがって見える。その斜面を下ってることになるのか、本当に急だった。
14:50
樹齢700年といわれる高見杉。
15:30 たかすみ温泉。